まるつけ日記@塾なし高校受験

丸付けを通して、高1、小6の家庭学習を試行錯誤するブログ

中3☆国語の苦手克服法を考える②

 

丸つけ係のまるこです。

 

コメント欄でいただいた質問への解答を兼ねて、国語の苦手克服について考えています。

前回の記事はこちらです。

 

marutsuke.hatenablog.jp

 

今回は、中3の2学期から始める国語の問題集について考えてみました。

むすこが国語が苦手だったなら、自分ならどう進めていくかも合わせて書いてみます。

 

国語は対策をしても伸びる保証がないので難しい教科です。

国語以外に苦手教科がある場合は、中3なら国語は捨てて別の教科に時間を割くのが良い場合もあります。

 

色々な考えがあると思いますが、国語対策の1つの案として参考になればうれしいです。

 

問題集について(中3対策)

以前、わたしがおすすめした問題集について、中3の2学期から始めるかどうかについて考えてみます。

基本的には中3のこの時期は、お手持ちの問題集で対策する方がよいかなと思います。

(質問くださった方が使っている教材は良い教材なので、そちらで繰り返し勉強するのも良いと思います。)

 

☆ひとつずつすこしずつホントにわかる中1からの国語読解

 ⇒平均点以上を取れているなら不要

 ⇒他教科の対策が必要な場合も不要

 

こちらの問題集は、線の引き方や印のつけ方、文章の捉え方を学ぶ問題集です。

中3は時間がないと思うので省略したいです。

(中1の子が使うならオススメです)

 

☆ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集

 ⇒平均点以上取れているなら不要

 ⇒説明文読解が苦手で対策する時間が取れるならオススメ

 

こちらの問題集は、説明文に必要な文章の対比関係因果関係を勉強することができます。

一文ずつの理解を深める問題集です。(長文読解ではありません)

時間がない中3は、パート①~②は省略して進めると良いと思います。

 

この問題集は点数への即効性はないので、高校受験が終わってから大学受験を見据えて勉強するのも良いかなと思います。

 

☆出口の小学国語レベル別問題集0

 ⇒国語読解の解説本を持っていないならオススメ

 ⇒出口先生の読解解説本があるなら不要

 

この問題集は個人的にはとってもオススメです。

「小学国語」となっていますが、中学受験用教材なので、公立高校受験なら問題なく使えます。

前半部分は解説のみ。後半に問題文とそれに対する考え方が詳しく説明されています。

うちでは、問題を解いたあとの解説を読むことに重点をおいて取り組みました。

解説部分の音読とセットで2周しました。

 

※ふくしま式と出口式は共通点が多く、問題集のつながりは良いように思います。

 

公立高校入試対策の問題集

むすこが中3になってから取り組んでいる問題集を紹介します。

解説がしっかりしているので、公立高校志望の子にオススメです。

①⇒②⇒③の順番で取り組む予定。(現在②を学習中)

 

①受験生の50%以上が解ける 落とせない入試問題 国語

 

②高校入試「解き方」が身につく問題集 国語

 

③受験生の50%以下しか解けない 差がつく入試問題 国語

 

中3・2学期から国語の苦手対策をするなら

もし自分が「質問者さんの立場だったら」と考えてみました。

(模試の偏差値が国語55程度、その他の教科が60以上と仮定して考えてみました)

 

公立高校志望なら、まずは上記②の「解き方」が身につく問題集のみを購入して進めていきます。

文法も漢字も入っている網羅系問題集なので、この問題集で語彙力と文法力を確認し誤答があるなら100点になるまで繰り返します。

そのあとは、お手持ちの読解用問題集で本文への印つけをしっかりやりながら問題演習をし、解説を詳しく読み込んで理解していきます。

そちらが終わったら、「解き方」が身につく問題集の読解問題をやってみます。

実力テストや模試も、線を引きながら解き直ししてみます。

(解説はしっかり読んで、知らなかったことは後から見返せるようにまとめます)

 

問題集はなるべく増やさず同じ問題集を繰り返す方が、子供への負担は少ないように思います。

もし問題集を追加するときは、解説が詳しい入試過去問が入った問題集にします。

 

質問者さんへ

国語の読解問題は解き方のコツと慣れが必要なので、高校の入試過去問で慣れていくのも良いように思います。

ただし高校入試問題正解(TEL帳)はおすすめしません。

解説が詳しくないので、苦手教科の対策には適さないと思います。

国語のレベルに自信がないなら「50%以上が解ける 落とせない入試問題」で実力を試してみるのも良いと思います。

 

苦手教科は焦らず丁寧にやっていきましょう。

優秀なお子さんだと思うので、コツをつかめば点数は伸びてくるのではないでしょうか。

心情への想像力が働かず物語文や詩が苦手な場合でも、印つけをしっかりして解説を理解していくことで、徐々に改善されると思います。(むすこがこのタイプです)

 

点数に反映されるまで時間がかかると思いますが、あきらめずに頑張ってみてください。

結果を焦らず、大学入試まで見据えて根気よく対策していくのが良いと思います。

 

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最後に、うちのむすこが考える「国語の点数が伸びた理由」を2つ紹介します。

  1. 文章を読むスピードが上がったこと(読書していたのが良かった)
  2. 問題文を読んでから本文を読むようにしたこと

 

長くなってしまいましたが、参考になれば良いなぁと思います。

中3受験生の親御さん、第一志望校合格をめざしてサポート頑張っていきましょう♪

 

むすこの数学が間に合うのか毎日不安です💦